北側の玄関、花瓶に挿しておいた枝から
小さなつぼみが開きました!! 小さな小さな梅の花!

1か月半、花瓶の中で耐えて、咲いてくれました!
Hiro子さ〜ん、咲いたわよ

もう2月! ここ2・3日ポカポカと暖かい・・・梅を見ながら春を感じています。
先日、映画「小さいおうち」を見に行ってきました。
この映画は、去年の暮れに見た「利休にたずねよ」で、予告編での松たか子が気になったので、
公開されたら行こうと思っていた映画でした。
お正月明けに、文庫本で原作「小さいおうち」を読んじゃいました。
映画ではどんなふうになるのだろうと思いつつ・・・
映画館、私たち二人を入れても観客6人・・・寂しいですね〜
この映画は山田洋二監督ですが、「寅さんシリーズ」ならもっと入っているでしょうねえ
物語はタキさんと云う女性が女中として仕えた頃をノートに書きながら回想する形で進んでいき、
開封されなかった手紙がミステリーのカギを握ります。
映画は原作より恋愛事件に多くのスポットが当てられていたような気がしました。
松たか子扮する平井時子の恋愛相手役が吉岡秀隆(役名は板倉正治)では、
原作を読んだ私のイメージとはちょっと違うかなあ〜
映画では、松たか子がちょっと妖艶な感じがしました。

昭和初期のモダンな暮らしぶりが、お家とか家具調度品など映像で楽しめましたが、
あの戦時下でも、ウキウキするような楽しみを見つけて暮らしていた家庭の描写が原作にはあります。
銀座・コロンバン・ショートケーキ・資生堂・カリーライス・・・
主人公がおしゃれなこととか・・・
もちろん映画と原作は各々の楽しみがあっていいのですが・・
女中役の黒木華さんは、役にぴったりで、いい女優さんでした。
ミステリーぽくって、最後にすべてがつながるのですが、真実は分らないまま、
原作者の中島京子さんが、「読んでくださった方が各々想像してください」と云っていますので、
想いをめぐらすだけです。
直木賞受賞作です。
で、「小さいおうち」というタイトルを見た時、最初すぐに絵本「小さいおうち」を
思い出したんですが、あの絵本と関係があるのかしら? と・・・
読んでいくうちにちょっとだけ関わってくるのが分ります。
内容はまったく関係ないのですが。
この絵本はバージニア・リー・バートンがおはなしと絵をかいているもので、
我が家の子供たちが大好きな絵本でした。
各々家庭を持ってからも、自分の子供たちにも買ったようです。
我が家には40年も前に買った本が今も有ります。
子供たちの落書きもあり、ボロボロですが・・・

昭和42年発行 岩波書店 180円でした(初版は昭和29年)
久しぶりに絵本を出して懐かしんでいます。